ようこそ!竹工芸.comへ

竹工芸の歴史は意外に新しく工芸としての基礎は幕末から明治頃にかけて確立したそうです。
当時の日本はたいへんな煎茶ブームだったようで、その道具として中国から渡ってきた唐物と呼ばれる花籠などの道具が珍重されていたのですが、急激な煎茶人口の増加で需要に供給が追いつかずにいました。
そこで籠師と呼ばれる人たちが中国渡来の唐物籠の写し(コピー)をたくさん作ってはその需要に応えていたのでした。
しかし、いつまでもコピーを作ることをよしとせず、自分の名前を刻銘して日本で作られた唐物籠として堂々と製作・販売する籠師が現れました。
またその中には本歌である中国渡来の唐物籠を越えた品質のものを作る籠師が登場するようになります。
やがて大正、昭和と時代が移るとともに、作家性や芸術性を強く打ち出す竹芸家が登場するようになり、その造形も多様性を持つようになりました。


現在の竹工芸は欧米での人気を背景に、花器などの道具としての役割から脱却してオブジェや芸術作品として鑑賞されるものへと変貌しつつあります。
また加えて、竹工芸はいつのまにか本家の日本よりも欧米での人気の方が高い工芸になっていることも事実です。


私自身もお茶やお花などとは関係なく、竹工芸の造形を楽しんでいますが、今後日本でもオブジェやインテリアの一環として竹工芸を楽しむ人達が増えてくるのではないかと思っています。
ここにご紹介します竹工芸品は1983年に始めて手に入れたものから今日まで集めたものをご紹介しています。
体系立てて集めているわけではなく、また高級な竹工芸だけというわけでもありませんが、竹工芸の魅力や面白さの一端を感じてもらえましたら幸いです。


そして、このサイトを通じて多くの竹工芸に興味を持つ方達と交流したいと思っていますので、感想や籠に関する質問などがありましたら是非ご連絡ください。
竹庭得斎

Topへ 竹工芸.com
Info
Takekogei
contact
Link
竹庭得斎 takeniwaurusai All rights reserved.